金鶏山 陽雲寺
金鶏山陽雲寺は妙義町菅原にある曹洞宗のお寺です。歴史は古く、1506年(永正3年)に菅原城の城主であった高田憲頼(高田家10代)が祖先の冥福を祈るため創立し、今年で515年になります。陽雲寺という名前は、憲頼の没後、1509年に憲頼の謚(戒名)であった「陽雲寺殿笑山正誾大居士」から陽雲寺という寺号をとったとされています。また高田憲頼の墓は現存し、陽雲寺の墓地にひっそりと佇んでいます。
開祖(初代和尚)は在室長端大和尚といい茨城県龍ケ崎市の金龍寺の和尚でしたが、高田氏に請われて陽雲寺の住職となったそうです。現在では37世の設楽正流和尚が務めています。
陽雲寺には釈迦如来像をはじめとして、馬頭観音や、弘法大師堂があるほか、大梵鐘があります。この大梵鐘は、妙義町にルーツを持つ、セガサミーホールディングス創業者、里見治氏によって奉納されたものです。
また、参道にずらりと並ぶこけむした古い石仏は、古くからこの地の人々を守ってきた陽雲寺の歴史を物語っています
案内マップ
- 金鶏山 陽雲寺