旧小幡藩武家屋敷 松浦氏屋敷
松浦氏屋敷は慶応3年(1867年)、小幡藩の中老であった松浦元寛が藩政改革の功績から職を退いたときに小幡藩主より賜った武家屋敷です。主屋、庭園、小堰が江戸時代から残っており、昭和53年までは住居として使用されていました。
平成23年に松浦家から甘楽町に寄贈され、平成25~28年の調査、復原整備を経て平成29年から一般公開されています。復原工事に際して一部2階建てだった主屋は茅葺屋根の平屋建てになり、庭園も手入れが施され、江戸時代後期の建物として復原されました。
小幡の町中を流れる雄川堰から導水して池を作っており、南に見える熊倉山との借景も相まって調和のとれた庭園といえます。庭園の様式が楽山園と共通する部分があることから、庭園を含めて江戸時代の上級武士の暮らしを垣間見ることができる貴重な文化財です。入館料は無料なのでまだ一度も行ったことがない方はぜひ一度足を運んでみてはいかがですか。
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