黒岩神社

 黒岩神社は、富岡市上黒岩字赤城の県道218号線沿いに位置します。所在地の字名が赤城というように、もともとは赤城神社でしたが、明治時代の一村一社制度により、明治10年(1877年)に上黒岩と下黒岩のいくつかの神社を合祀し、黒岩神社に改称しました。黒岩小学校で作成された黒岩カルタでは「のうぎょうの 守り本尊 赤城神社」という読み札になっており、赤城神社という名称が残されています。

 創立は文治2年(1186年)と伝えられています。この地を治めていた小野氏の守護を願う社がこの山上にありましたが、小野氏が滅びてしまった後、社もなくなってしまうことを嘆いた村人たちが、御神体を山上から今の社地に移し祀ったと伝えられています。

 境内にある2つの石燈籠には、享保11年(1726年)に下黒岩村から、享保17年(1732年)に上黒岩村から寄進されたものであることが彫られており、この神社が一村一社制度が実施される以前から上黒岩と下黒岩の鎮守様であったとされています。 

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黒岩神社

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