西田潤乙さん

椎茸

西田さん

  「家業の原木シイタケ栽培を引き継いで50年以上になります。現在は規模を最盛期の1/3程度に縮小して無理のない栽培を続けています。」と話すのは、椎茸生産部長の西田潤乙さん(71)。西田さんは、奥さんと一緒に年間約4千本の原木を用いてシイタケの栽培を行っています。

 原木を切出すナラの雑木林の中を軽々と登る西田さん「ここは私のトレーニング場でもあります。」と笑顔。

 原木シイタケ栽培について「近年は雑木林の中でなく、畑でワラとヨシズを用いて本伏せをするようになりましたが、異常気象の影響もあり、この辺では見られなかった菌が出て、ほだ木に悪影響を及ぼしているので、頭を悩ませています。」と苦労を話します。

 今後について「他の生産部も同じだと思いますが、高齢化と後継者不足でシイタケ生産者が減り、産地として危機に瀕しています。JAなど関係機関の皆さまには、産地維持のため販売面でさらに力を入れて頂き産地を盛り上げていってほしいです。私も木を切れる限り栽培を続けていきたい。」と思いを語ります。

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