森平俊亮さん
露地ナス・下仁田葱の生産
「両親が健在なことから大学へ進学しました。卒業後は、更なる高みを望み大学院まで進みましたが求めていたことと違うため中退しました。すぐに就職活動をしましたが就職難の時期でもあり、なかなかよいところが見つかりませんでした。祖父母が農業を営んでいたこともあり、就職活動の傍ら手伝いをするようになりました。手伝っているうちに、だんだん楽しくなり後を継ごうという思いがきっかけで就農しました。農作業をしながら足りない知識を得るため、農林大学校の社会人コースへ1年間通いました。大学校で技術を学ぶとともに独学ではありますが日々勉強中です。これからも品質向上を目指し、少しでも収量が増やせるようにしていきたいです。」と話してくれたのは甘楽町天引の森平俊亮さん(38)。
森平さんは、就農10年目の若手農家で、家族とともに露地ナス10aと下仁田ネギ10aの生産に取り組んでいます。
農業をする上での喜びは、「発芽してきたときや精魂込めて育てたものに初物がなったときが嬉しい」と笑顔で話してくれました。
良いものを出荷する上で心掛けていることは、「輪作することで良いものを作り、悪いものを出荷しないようによく選別すること。少しでも気になるものがあれば、はじくように心掛けています。」と話してくれました。
趣味をお聞きしたところ「仕事終わりにパソコンゲームや任天堂スイッチをすること。パソコンはゲーム用に自分で組み立ててハイスペック仕様にしてあります。」と楽しそうに答えてくれました。
今後の抱負をお聞きしたところ「露地栽培がメインなので、施設ハウスを建てて苗床用、栽培用に活用していく。また、栽培品目のバリエーションも増やしていきたい。」と力強く語ってくれました。