中野薫明さん
ウメの生産
「定年退職後から本格的にウメの栽培を始め、今年で13年目になります。」と話してくれたのは、梅生産部部長の中野薫明さん(73)。中野さんは、奥さんと一緒に60アールの園でウメの栽培をしています。
良いものを作るうえで心がけていることをお聞きすると「剪定と消毒作業を決まった時期にきちんと行うことです。また、他の方はあまりしていないかもしれませんが、冬に石灰硫黄合剤で樹木を消毒して病気の発生を抑えています。」と答えてくれました。
生産部に入って良かったことは「部員数は少ないですが、同じ志を持つ仲間ができたことです。」と話してくれました。
今後の抱負をお聞きすると「健康を維持して少なくとも後10年は続けたい。また、管内のウメの産地維持のため、JAにおいては選果場の運営を今後も続けていただきたい。高齢化で栽培を止める人が出てくるかもしれないが、若い人に引き継いでもらえるように手助けをしていきたい。」と力強く語ってくれました。